NSW州首相後継、左派2人名乗り

依然「州首相を陥れたのは誰?」の謎

 4月16日のバリー・オファレルNSW州首相の抜き打ち辞任に続いて、後継者選びが始まっていたが、17日午後にはマイク・ベアード州財相とグラディス・ベレジクリアン運輸相がNSW州自由党党首と副党首に選ばれ、自動的にNSW州首相と副首相に就任、同日午後にはマリー・バシア州総督邸を訪れ、就任式を行った。

 17日、ベアード議員とベレジクリアン議員が党首に名乗りを挙げていたが、2人とも自由党左派議員であり、左派で首相、副首相を独占したことでNSW州自由党右派がすでに怒りの声を挙げている。

 他にもプル・ガワード社会福祉相らが候補指名を受けていたが、「党結束のため」として立候補を取り下げていた。同日、ベレジクリアン議員がベアード議員と党首席を争わないことに同意し、午後3時の党議員会議で2人の党首、副党首が決まった。

 しかし、党右派は、党首選が投票で決まるものと予期しており、そこでベアードに対する支持を表明するとともに、副党首を右派から選ぶなど派閥間のバランスを取るつもりでいた。自由党右派は、中道右派、極右派の他、ジェイ・ロウェル自由党幹事、マシュー・メーソン=コックス政務次官らが率いる「保守派」などの小派閥に分かれており、近年は、公認選定で中道右派と「保守派」が左派とゆるやかな同盟関係にあった。しかし、ベアード・ベレジクリアン取引は3右派にはまったく受け入れられないものだった。消息筋は、「これで3右派が久しぶりに結束した」と表している。

 一方、腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)では、オファレル前州首相辞任の引き金になった、ニック・ディ・ジロラモAWH・CEOからの$3000相当のワインの贈り物とそれに対するオファレル氏の礼状の存在をICACがAWHの調査を開始する以前からメディアがつかんでいたことで、ICACでは、「誰がメディアに情報を流したのか?」を問題にしている。これまでにディ・ジロラモ氏も、また失脚したクリス・ハーチャー前鉱業相も情報漏洩を否定しており、誰かがオファレル氏を失脚させようと謀った可能性も残されている。(NP)

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