シドニー鉄道都心部で停電、電車、駅間に停車

乗客、トンネル内の線路を最寄り駅まで徒歩で脱出

 12月20日夕刻のラッシュアワー時、シドニー鉄道都心部の地下区間で架線の停電が発生、複数の電車が駅間で停車したまま1時間以上にわたって立ち往生した。この事故のため、百人を超える乗客がトンネルの中を最寄りの駅まで歩いて脱出しなければならなかった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 停電したのはウィンヤード駅とタウンホール駅の間で、電車が駅間で停車した他、各駅で帰宅の通勤、通学客があふれた。停電事故が起きた午後5時45分頃から各駅はいつ電車が来るのか分からない状況で乗客があふれた。

 1編成はタウンホール駅とウィンヤード駅の間で、もう1編成がセントラル駅とタウンホール駅の間で停車した。脱出した乗客の証言によると、トンネル内に停車した電車の中は真っ暗な上に空調も止まったため、うだるような暑さになった。乗客はそれぞれ自宅などに電話で停電事故を伝えていた。

 1時間以上も待たされた上に車内放送の情報も限られており、いつ動くのかまったく見通しの立たない状態で、午後6時30分前になってようやく車内放送で最寄りのタウンホール駅までトンネル内を歩くよう指示があった。

 避難作業は乳幼児を優先して始められ、先頭車の前面まで案内され、そこから線路に降り、鉄道職員の案内でトンネル内を歩いた。タウンホール駅では、停まっていた電車に上がり、車内を歩いてプラットフォームに降りた。また、ウィンヤード駅では救急隊、警察、警察救助隊などが待機し、立ち往生している他の電車の乗客を待った。各駅では駅職員が、子供を抱えた乗客や汗びっしょりになった乗客に水を配っていた。救急隊によると、現場での手当てや病院移送を必要とする乗客はいなかった。

 各地下駅では、停電が地上通路で警告されなかったため、エスカレータでプラットフォームまで降りてから事情を知ることになったため、プラットフォームでの混乱に輪をかける結果になった。

 この停電事故のため、T1ノース線の乗客は、ウィンヤードからノース・シドニーまで代替バスに乗り、そこから電車に乗り換えた。また、ウエスタン線、ブルー・マウンテン線、セントラル・コースト線、ニューカッスル線、空港線、インナーウエスト線、バンクスタウン線などがかなりの遅れになった。
■ソース
Power failure leaves commuters stranded at Wynyard, Town Hall train stations

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