性転換元軍人、「国民栄誉」名簿から名前削除要求

豪陸軍最高司令官が連邦国民栄誉受けたことに抗議

 元軍人で、クリケット評論家でもあり、性の多様化の権利確立を目指す活動でも知られるキャサリン・マグレガーさんは、「QLD州部門2016年の豪州国民」の栄誉を受けた。しかし、かつての上司でマグレガーさん自身がスピーチ・ライターをしたこともあるデビッド・モリソン元国防軍陸軍最高司令官が「連邦部門2016年の豪州国民」の栄誉を受けたことを知って、これを批判するなどしていたが、「2016年の豪州国民」栄誉名簿から自分の名を削除するよう要求、栄誉委員会はこれを了承、名簿からマグレガーさんの名前を削除することを明らかにした。ただし、「QLD州部門2016年の豪州国民」の称号そのものは撤回しない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マグレガーさんは、「豪州国民」の栄誉を受けたことを後悔し、「豪州国民」の栄誉そのものが茶番だ」として、モリソン大将に「2016年の豪州国民」の栄誉を与えた同委員会を、「LGBTI(性の多様性を象徴する呼び名)」を選ぶ勇気もない」と批判していた。

 マグレガーさんは後にコメントを取り消したが、軍のセックス・スキャンダル「ジェダイ会議」についてモリソン大将が知っていたのではないかと取りざたされており、そのさなかにモリソン大将が演説の予定を破棄したことを批判していた。

 マグレガーさんは、モリソン大将のスピーチライターを務めたことがあり、軍隊内で性の多様性を認め、人間の尊厳と平等を唱えて高く評価された演説の草稿も務めたことがある。
■ソース
Catherine McGregor removed from Australian of the Year roll of honour

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