車いすの女性、車両に閉じ込められたまま車庫に

ブリスベン、携帯電話で助けを呼び、無事救出

 QLD州ブリスベンで、電車で通っている車いすの女性が、降りる駅で降車を手伝うはずの駅員が現れず、電車は女性を閉じ込めたまま車庫に入ってしまった。女性は携帯電話で助けを呼び、電車は駅のプラットフォームに戻って女性を救出した。この事故のため、州政府のジャッキー・トラッド副首相が謝罪した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 女性はカリン・スイフトさん(44)で、5月23日にセントラル駅で乗車する際に駅員に、ボウエン・ヒルズ駅で下車することを伝えた。ところが、ボウエン・ヒルズ駅では車いす用の渡し板を持った駅員が現れず、電車は女性を乗せたままプラットフォームを発車した。

 スイフトさんは、「誰かが聞きつけてくれるかも知れないと思って大声を出したけれど誰も来なかった。そのまま電車は車庫に入ってしまい、あたりはひっそりしていた」と語っている。

 車いすのスイフトさんには非常用ボタンも届かず、結局、ゴー・カードに印刷されたトランスリンクの電話番号を見つけ、ようやく外の人間と話をすることができた。

 スイフトさんは、「結局、誰かがやって来て電車をボウエン・ヒルズ駅のプラットフォームに戻してくれるまで45分もかかった。ほんとに怖い思いをした。仕事には90分も遅れたし、その晩に早速悪夢を見た。夢の中では携帯電話の電池が切れていて誰にも連絡ができなかった」と語っている。

 トラッド副首相は、「まったく言い訳のできない事故」と陳謝しているが、障害者の権利を唱導するジェフ・トラペット氏は、「この事故は例外ではない。この数日に障害者が被害を受ける事故が5件起きている。この事故を受けて、QLD鉄道では終着駅の電車では車掌が来るまで駅員が付き添っていなければならないと規則を変更した。

 QLD州鉄道は新型車両を導入する計画をしているが、今のままでは同じような事故が起きないという保証はなく、車両の設計しなおしが必要とトラペット氏は語っている。
■ソース
Woman in wheelchair left stranded on Brisbane train; Deputy Premier apologises

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