バイロン・ベイのストリート・アートに嫌がらせや脅し

フェースブックに予期せぬ反応殺到

 バイロン・ベイは温かい人間愛と自然愛好の町として知られているが、カウンシルの協賛で町の通りをストリート・アートで彩る試みが行われたところ、フェースブックに「死ね」などの書き込みが殺到したと報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 このストリート・アートは、壁画、路面のペンキの帯、照明、彫刻などを含むElysium 2481プロジェクトだが、幹事の一人、レベッカ・タウンゼンドさんは、いくつかのフェースブック・グループに寄せられた否定的なコメントの激しさに落胆しており、「否定的なだけでなく、ひどくいまわしい内容で、このストリート・アートを制作した人達が知ればショックを受けるでしょうね。態度の悪さはトランプ大統領のように人を痛めつけ、言いたい放題のことを言うのに似ている」と語っている。

 あるコメントは、プロジェクト参加の女性に「死ね」と書いている。コメントはすでに削除されているが、ソーシャル・メディアの安全問題専門家、キラ・ペンダーガスト氏は、「典型的なキーボード・ウォリアーだ。学校で子供達にソーシャル・メディアの使い方を教えてきたが、その子供の親たちがストリート・アートのことでこういうコメントをキーボードにたたき込んでいるのだから」と語っている。

 プロジェクトに2万ドルを出資したバイロン・シャイアの郡長、サイモン・リチャードソン氏の家族がプロジェクトに参加していることで「利害の抵触」とするコメントも複数あったが、リチャードソン氏の家族は無料奉仕で参加しており、経済的利益はまったく受けていない上に、プロジェクトへの出資を決めた時から家族の参加を明らかにしてきた。

 また、ストリート・アートに対する批判も多く、アートをゴミと呼んだり、「ここはメルボルンの郊外ではない。こういう道化はやめろ」とか、「バイロンは気取ったヒップスターや退屈な上流階層ゴミのような白人が訪れる土地になった」などとしている。

 ペンダーガストさんは、「ストリート・アートを作る前は、路地は荒れ果てていた。ゴミや小便の臭いがしていたし、夜は危険で誰も歩く気分にはならないようなありさまだった。それがすっかり生まれ変わったではないの」と語っており、コメントを書き込んだのはバイロン・ベイに昔から住んでいて、バイロン・ベイが変わってきたことを面白く思っていない人達じゃないかと考えている。

 また、「アートは人それぞれで、私はいいと思っていても、母は良くないっていう。しかし、プロジェクトに関わった人達を攻撃する必要は全くないのじゃないか」と語っている。
■ソース
Threats, intimidation and slander in social media debate over public art in Byron Bay

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