SA、無殺菌牛乳関連疑われる5件の腹痛訴え

保健当局はリコール要求、農家は「非食用」で回避

 SA州保健当局は、SA州アデレード近郊農家で生産しているムー・ビュー・デーリーズの無殺菌牛乳で5件の腹痛の訴えが出ていると警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 SA州法では無殺菌生乳の販売は禁止されており、州保健当局は、ウィルンガ・ヒルの会社の牛乳をリコールするよう求めている。

 同社のマーク・タイラーとヘレン・タイラーは、2016年にアデレード南郊の農場の乳牛をシェアするプログラムを立ち上げ、無殺菌牛乳を販売したため、食品衛生法に違反したとして簡裁で$17,000の罰金を言い渡された。

 7月21日、マーク・タイラーは、「法に触れない範囲で営業している。牛乳の瓶にラベルを貼り付け、人間の食用には不適と明記している」と語っている。

 SA州保健局公衆衛生部長のケビン・バケット准教授は、「無殺菌生乳は病原菌汚染のリスクが大きいため法律によって人間の食用として販売することは禁止されている。3歳から70歳までの5人がムー・ビュー・デーリーの生乳製品を飲んだ後、クリプトスポリジウム原虫による胃腸病を発症した。いずれも入院する程ではなかった」と語っている。

 また、「生乳製品は、大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター、リステリア菌、クリプトスポリジウムなどの有害微生物に汚染されているリスクが高いため、飲んではいけない。特に免疫系が弱っている人では致命的になることがあり、妊婦が飲んだ場合には胎児に致命的になることがある」と警告している。

 タイラーは、「自分の農場の生乳が胃腸病の原因というのは状況証拠でしかない」と反論している。
■ソース
Raw milk warning after five gastro cases linked to Moo View Dairy

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