「交通事故運転手の死亡はエアバッグの不良が原因」

シドニー南西部の事故でNSW州警察が結論

 7月13日、シドニー首都圏南西部のキャブラマタでホンダCRVとトヨタ・セリカが衝突し、ホンダCRVを運転していた58歳の男性が死亡した事故を調べていたNSW州警察は、「男性の死因は、エアバッグの不良が原因」と判断した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 警察の発表によると、男性は、衝突時に作動したエアバッグにはじかれて激しい勢いで飛んだ金具の破片を首筋に受けたものと見られるとしている。

 また、事故のホンダCRVは、不良品エアバッグで全世界でリコール対象になっている車種と製造番号だったとしている。この事故に巻き込まれたエアバッグは日本のタカタ社製で同社は世界的にも大きなシェアを占める優良企業だったが、大量の不良品で世界的にリコール対象になった後に破綻している。オーストラリアだけでもトヨタ、マツダ、BMW、スバル、ニッサン、ホンダ、ミツビシ、クライスラー、ダッジ、ジープ、レクサス、フォードなど合計210万台に影響が出た。

 警察の調査報告を受けて、NSW州検視法廷が男性の死亡原因について判決を下すことになる。

 豪競争消費者委員会(ACCC)では、「所有車のエアバッグについて不安がある人はディーラーまたはメーカーに問い合わせてほしい」と発表しており、海外では死亡事故が起きているが、オーストラリア国内では負傷事故だけだった。キャブラマタの事故ではホンダ車の助手席に乗っていた人とトヨタ車にのっていた2人が病院に運ばれたが生命に異状はない。

 消費者提唱団体のCHOICEでは、「この不良品エアバッグでは自動車史上最大のリコールに発展し、世界中で12人を超える人が亡くなっている。不安があれば是非ディーラーに問い合わせるよう」呼びかけている。
■ソース
Driver likely killed by defective Takata airbag in Sydney crash, police say

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