人間にも感染するブルセラ病が野良ブタに見つかる

NSW州の野生化ブタから、人間にも感染の危険

 NSW州で野生化したブタからブルセラ病病原体が発見された。ブルセラ菌による疾患は人獣共通感染症で感染すると発熱などから髄膜炎、骨髄炎なども引き起こし、ヒト、イヌでは不妊の原因にもなる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ブタ・ブルセラ病病原体はQLD州のいくつかの地域にかなり広がっており、野良ブタ狩猟犬が感染する可能性も高く、また感染した血液から人間が感染する可能性も高い。

 オーストラリアでは野生化したブタがこの疾患にかかるが、飼育されているブタには感染した記録はない。

 シドニー大学のシボーン・モール疫学講師は、「この疾患は、NSW州北西部の一部の地域で検出されているが、シドニーでは犬一頭の感染が知られている。

 モール講師は、「この疾患伝染の機序をさらによく理解したいが、同時にできるだけ多くの人にこの疾患の危険を知ってもらいたい。イヌの感染例が増えており、野生化したブタについてもこの病原体のことをさらによく理解しなければならない。現在、大きな未知数は野生化したブタの実態だ。野生化ブタのどれだけがこの病原体に感染しているのかということもまったく分かっていない。今後、その方面の研究が必要だ」と語っている。

 猟犬は、野生化したブタの狩猟中や野良ブタの肉を食べて感染している。また、野良ブタの死体に触れる人々も感染の可能性があり、また、保菌ブタやイヌの汚染された血液や組織に触れるヒトも感染の可能性がある。
■ソース
Swine brucellosis being spread by feral pigs in NSW, putting humans at risk

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