救急隊員、患者の無料輸送で身上調査料自己負担への抗議行動

「児童関係職務身上調査」料負担に反対し

 児童保護のため、児童と接触する職務に就く前には、「Working With Children Checks」という身上調査が法令で義務化されている。ところが、職種によってこの身上調査料が就職を希望する労働者に課せられる場合と、雇用者が負担する場合とがある。

 NSW州の救急隊員が、身上調査料自己負担に反対し、救急車で輸送した患者から輸送料請求のための個人情報を集めない戦術を開始した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この戦術は2月28日午後9時から無期限に行われている。通常、患者が救急車を呼んだ場合、100ドルを超える料金を取られる。

 一方、「Working With Children Checks」の身上調査は、警察官や消防士の場合には$80の調査料の負担を免除されているが、パラメディックスの場合には調べられる本人が負担しなければならないという格差がある。

 全豪パラメディックス組合NSW州支部のスティーブ・ピアース書記長は、「政府は救急隊員を不当に差別している。これ以上、黙っていることはできない。これまでも労働条件は徐々に劣悪化してきていた。政府はパラメディックスの懸念に無知で、この調査料もちゃっかり儲けにしようという考えでしかない。組合員は、管理職から「Working With Children Checks」身上調査を受けることについてさんざんいやがらせをされてきた。もう行動を起こすしかないと考えている」と語った。

 「Working With Children Check」は2013年からNSW州政府機関すべてにわたって徐々に導入されてきており、調査内容は犯罪歴や職場での不品行の記録などである。

 NSW Ambulanceは、「$80は5年間の分割払いで税控除品目になっている。ボランティアの場合は無料」と発表している。

 ピアース書記長は、「パラメディックスは、身上調査そのものには反対していない。しかし、調査料を自己負担することには不満を感じている」と述べている。
■ソース
Paramedics giving free rides in protest against paying for Working With Children Checks

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