大粒の雹から子供かばった母親の表彰提案

QLD州東南部の嵐で全身打ち身負いながら

 先日、QLD州南東部で激しい雹を伴う嵐が荒れ、家畜が負傷し、鶏が死ぬ被害が出た。ニュースでは赤ん坊を抱きかかえてかばい、大粒の雹を受けて全身に打ち身を負った母親(23)が報道された。

 10月14日の記者会見で、アナスタシア・パナシェイQLD州首相が、「この母親の勇気を称え、表彰することを提案すると語った。スコット・モリソン連邦首相も母親の行動を称え、「最近見聞きした中でももっとも勇敢な人々の一人だ」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 10月11日、フィオーナ・シンプソンさんが車に78歳の祖母と生後4か月の娘を乗せ、ブリスベン北西のナナンゴから自宅に向かってダギラー・ハイウェイを走っていた時に雨が降り始めた。突然、雨音が激しくなったため、不審を感じて車を路肩に停めた。

 振り返ると、カプセルに寝ている娘の側の窓が大粒の雹で割れ、娘に降り注いでいた。フィオーナさんは躊躇するいとまもなく後部座席に移り、娘の上に覆い被さった。

 さらにフロント・ウィンドウも雹に打たれて割れたため、フィオーナさんは祖母も守ろうとしたが、二人とも大粒の雹に全身を打たれた。

 この嵐でフィオーナさんはほぼ全身に打ち身を負ったが、生後4か月の赤ん坊はわずかなコブができただけだった。フィオーナさんの祖母は左腕が切り傷だらけになり、右腕は打ち身ですっかり黒ずんでしまい、病院に収容されたが、その後退院している。

 州首相の表彰提案について、地元紙からコメントを求められたフィオーナさんは、「思いがけない話でびっくりしている。金曜日にニュースになった途端に毎日何百という支援のメッセージが世界中から届いていて、一つ返事すると50件くらいのメッセージが届いているという状態になっている。薬やクリームを送ってくれるという人や、保険会社は車を交換してくれるというし。オーストラリアからだけではなくて、ノルウェー、アメリカ、カナダと世界中からメッセージが届くし、私の知らない言葉で書いてくるメッセージもあった。正直、ショックを受けている。こんなことを予想していなかった」と語っている。
■ソース
Mother who shielded baby from hail stones during supercell storm in line for bravery award

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