マルディ・グラ、「自由党・警察排除」動議否決

年次総会で左派「Pride in Protest」孤立

 マルディ・グラの年次総会で、左派グループ「Pride in Protest」が提出した、「自由党と警察の参加者をマルディ・グラ・パレードから排除する」動議が否決された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 左派グループは、「自由党が同性愛者の権利に反対して戦ってきた歴史があり、行進に参加させるべきではない」。また、同じように、「NSW州警察も参加させるべきではない」との動議を提出したがいずれも否決された。

 そのほかには、1978年に同性愛者の権利を主張して行進し、警察に逮捕され、新聞に公表されたことで職を失うなどの苦難を経験した「78ers(78年組)」にマルディ・グラ終身メンバーシップを贈ることは可決された。

 3時間の会議で、マルディ・グラの将来的な方向性が審議された際には緊張も高まり、ヤジや拍手などでざわめいた。

 女性参加者の一人は、討議中に他の人の発言を遮って発言しないことなど互いに敬意を払うよう求める動議を出したが、議論が険悪になり始めると、「パニックになった」と発言し、退場した。

 「Pride in Protest」派の動議には他にもスコット・モリソン連邦首相をパレードに参加させないこと、ANZやカンタスなどの企業のスポンサーシップも見直すことを求めた。

 また、同グループのホリー・ブルック氏は、「ロンドンのPrideフェスティバルでは、バージン・アトランティック社がイギリスから強制送還される人々を運んでいたことを指摘されると、2018年になって、イギリスからの強制送還を受ける人を運ぶことはしないと宣言した」と述べている。

 「Pride in Protest」の動議は否決されたが、提出されたことにさえイベント参加者の動揺が起きている。会議に先立って、パレード支持者が会議参加者に書簡を送り、左派の動議が可決されればマルディ・グラは経済的に破綻するだろうと警告している。
■ソース
Mardi Gras motion by left-wing group to ban Liberal Party from parade defeated at AGM

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