NSW州で水疱瘡が流行

予防接種呼びかけの声

 NSW州で水疱瘡が流行しており、予防接種をできない子供達を守るために子供に予防接種するよう保護者に呼びかける声が高まっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 水疱瘡ウイルスは夏に流行する傾向があり、シドニーのロワー・ノース・ショアの小学校では一つのクラスで8人が水疱瘡を発症し、2週間登校停止処置を受けている。

 疾患などの身体症状があるため、免疫系が弱っている子供の場合にはこのウイルスが重篤な障害をもたらす危険がある。

 NSW州保健局では、今年の水疱瘡患者数は以前より増えており、夏に多く発生する。しかし、水疱瘡はNSW州では要届出感染症に指定されていないため、包括的なデータ収集はむずかしい。

 今週、National Centre for Immunisation Research and Surveillanceのクリスティーン・マッカートニー教授は、緊急電話で水疱瘡に触れた妊婦の診察を求められた。

 水疱瘡ウイルスは母胎から胎児に感染することがあり、ごくまれではあるが、新生児の瘢痕、四肢の奇形、脳損傷を引き起こすことがある。また、がんなどの疾患治療で免疫系の働きが抑えられている子供の場合にも感染症にかかりやすく、また重篤な症状を見せ、肺炎や脳の炎症を引き起こすことがある。

 シドニー・インナー・ウェストで診療所を営むアリ・クトルGPは今年83人の水疱瘡患者を診察している。クトル医師は、少数ながら免疫系の弱っている子供達を守る社会人の義務として子供に予防接種を受けさせるよう呼びかけている。

 水疱瘡ワクチンは、National Immunisation Programに基づき、1回目の生後18か月の子供の接種は無料で、さらに2回目を受ける場合には患者負担になる。ただし、予防接種を1度でも受けていれば水疱瘡に感染しても症状は軽くて済む。
■ソース
Fresh calls for people to vaccinate their children after chickenpox rise in NSW

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