国内のコロナウイルス発症患者500人以下に

新感染者発生より速い快復ぶり

 オーストラリア国内のコロナウイルス発症中の患者はついに500人を下回るようになった。新感染者よりも速いペースで患者が快復しており、500人を下回るのは3月以来初のできごと。

 3月に国内で500人の患者が出た時にはパブやクラブはまだ営業していた。現在、新感染者は州によっては完全に途絶えており、人口の多いNSW、VIC州などで1桁が続いているが、専門家は、油断して社会的距離を忘れると再びウイルスが勢いを盛り返すおそれもある、と警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでに6,500人以上が快復し、現在も発症しているのは484人、死者は102人となっている。

 4月5日以前には快復患者の数が定期的には公開されなかったが、確認感染者数が500人を下回っていたのは3月17日が最後だった。その段階では海外からの帰国者入国者がすべて14日間の自宅隔離を命じられており、感染者700人以上、死者20人という国内最大のクラスターを出すことになったクルーズ船のルビー・プリンセスはまだシドニーに帰港していなかった。

 また、主要な社会的距離や移動に関する厳しい規制が徐々に強化されていったのは3月後半だった。

 NSW大学の疫学者メアリー=ルイーズ・マクロウズ教授は、「3月半ばに500人に達してから2週間で患者数は5,133人になっている。とうじ、まだ海外渡航制限もしていなかったし、パブやレストランの営業停止もしていなかった。感染がどれほど速く広がるかがよくわかる」と語っている。

 「当時の500人より今の484人の方が深刻に考えられているが、それというのも500人の感染者がどういう結果をもたらすかが分かったからだ」と語っている。ただし、「人々がパンデミック疲労になることが懸念される。特に経済的なストレスを負っている人々は早く正常化して欲しいと望んでいるが、3月にどういうことが起きたかを思い出して欲しい」と警告している。
■ソース
Australian active coronavirus cases dip below 500 for the first time since March as recoveries outpace new infections

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