「自然のままの海岸もゴミで汚染」

CSIROが調査結果を発表、警告

 4月11日、連邦科学産業研究機構(CSIRO)がオーストラリア各地の浜の汚染度を調査し、いくつかの人里離れた「自然のままの海岸」が国内でもっとも汚染されていることを突き止めた。

  州別にもっとも汚れている浜/もっともきれいな浜は次の通り。NSW:シェリー・ビーチ、マンリー/レッド・ロック・ビーチ、NSW北部海岸、北部準州:ケープ・アーネム/ケープ・ヘイ、QLD:バーニー・ポイント・ビーチ、グラッドストン/マッカイ、SA:ボーダー・ビレッジ/ノラ・クレイナ、TAS:イースト・カンガルー島(ウェスト・ガルチ)/ケープ/グリム、VIC:ピアースズ・ロード・ビーチ/ギブス・トラック・ビーチ、レークス・エントランス、WA:エレンズブルック・ビーチ/80マイル・ビーチ。

 CSIROは2年をかけてこの調査に取り組み、大陸とTAS島の全海岸線を踏破、100kmごとに一定区間内のゴミを数えた。その結果、175箇所を超える浜の中でもっとも汚染されていたのはWA州とSA州の州境近くSA州側に入るボーダー・ビレッジだった。

 研究を指導したデニス・ハーデスティ博士は、「人里離れた浜が汚いというのはごく一般的なことだった。しかも、海流とゴミの内容を検討した結果、このゴミは外洋から流れ着いたものではなく、浜を訪れる我々オーストラリア国民が捨てていったものという結論になった。人跡未踏の土地であろうと都市部であろうと私たちはところ構わずゴミを捨てていくようだ。大量のゴミの違法投棄、無責任な船乗り、不注意な浜の客みんなの責任だ」と述べている。

 ハーデスティ博士の研究チームは、調査した区間とオーストラリアの海岸線とから、全国の海岸線に1億5,000万個を超えるゴミが転がっているとしている。また、もっとも一般的なゴミは、世界のプラスチック生産量の急激な伸びを反映してプラスチック製品がもっとも多く、ゴミ全量の4分の3を占めている。しかも、600種の海洋動物が餌と間違えてプラスチックを飲み込み、悲惨な結果になっている。鳥の死骸を解剖し、胃からライター、歯ブラシ、薬瓶、瓶の蓋などが見つかった。また、ウミガメの死骸を解剖したところ胃袋にはプラスチックがぎっしり詰まっていた。1羽の鳥の胃袋から200個のプラスチックを取り出したこともある」と述べている。(NP)

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