「バリ・ナイン背後の人物高級生活」

シドニー地方紙が伝える

 バリ・ナインの2人、アンドリュー・チャン、ミュラン・スクマラン両死刑囚の銃殺刑が今月中に執行されるとの通告がインドネシア政府からオーストラリア政府に手渡されているが、事件の背後にいてオーストラリア国内でバリからの違法薬物密輸入計画を操っていた人物が宝くじで大金を得て、シドニーで高級生活を送っていると報じられている。

 2月10日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この人物は、警察がバリ・ナイン事件の黒幕容疑者として周辺捜査を進めていたが、バリ・ナイン実行リーダーの2人が死刑判決を受けた2006年頃に宝くじで何百万ドルかの賞金を受け取って以降犯罪から足を洗ったとみられている。

 警察の情報報告によれば、この人物はバリ・ナインが密輸入する薬物をオーストラリア国内で売りさばくシンジケートにかなり上部で関わっていた容疑がかけられており、このシンジケートはバリ・ナイン事件以前から違法薬物の密輸入を手がけていた可能性も高いとされている。

 同紙は、「この人物はバリ・ナインに判決が下った頃に500万ドル以上の賞金を手にしたが、この人物の幸運はめったに報道されることのない薬物密売摘発の現実を象徴している。摘発で逮捕されるのは密売組織の手先になっている者達であり、シンジケートの上部にいる者達は直接薬物密売に触れることなく、実行犯が逮捕されても、依然として薬物密売を続けていく」と述べている。

 インドネシア警察がバリ・ナイン事件のインドネシア側薬物供給関係者と見られる男1人を射殺したと発表しているが、オーストラリア連邦警察は、「その男はミスター・ビッグ(麻薬密売黒幕)ではない」と発表しており、また、オーストラリア国内でもバリ・ナインの背後関係者の逮捕はない。
■ソース
Suspected Bali Nine mastermind living in luxury as Andrew Chan and Myuran Sukumaran sit on death row

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