メルボルン暴走事件の被害者、83歳の男性死亡

18件の殺人未遂、1件は殺人罪に切り替え

 12月21日に起きたメルボルンのフリンダース・ストリート暴走事件で負傷、入院していた被害者の1人、ノースコート在住のアントニオス・クロカリスさん(83)が、29日夜、アルフレッド病院で死亡した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 21日午後遅く、メルボルン市のフリンダース駅前のフリンダース・ストリート交差点を渡っていた大勢の歩行者に向けてサイード・ヌーリ被疑者(32)がSUVを暴走させ、歩行者21人をはね飛ばすなどして負傷させた事件で、ノリス被疑者は市電停留所に衝突して停まった車の中から非番の警察官に引きずり出されて逮捕されている。クロカリスさんは他の被害者とともに病院に運ばれていた。

 ノリス被疑者は18件の殺人未遂で起訴されていたが、クロカリスさんの死亡により、1件は殺人罪に切り替えられることになる。

 クロカリスさんの家族は、「父はみんなの友人であり、誇り高いオーストラリア国民だった。理由もなく暴力によってその命を奪われてしまった。家族はかけがえのない父をこのようなかたちで失い、心の傷は癒えることがないだろう」と声明を発表している。

 また、メルボルン市民、現場に倒れていた被害者に駆け寄り介抱した人々、アルフレッド病院集中治療室の職員のすべての人々に感謝の言葉を述べている。

 今週初め、メルボルン簡裁では、ヌーリ被疑者が精神障害を患っている可能性があるとの陳述が出されている。法廷ではヌーリ被疑者は警備員2人に挟まれて出廷、保護ガラスの内側に立った。

 事件では19人が治療を受けており、6人は今も入院している。また、警察は大勢の目撃者の一人一人から証言を集めており、まだ当分続くとしている。
■ソース
Flinders St: Murder charge expected after Antonios Crocaris, 83, dies in hospital

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