警察車線遮断して対応、朝の渋滞20km
4月4日早朝、ヘッドフォンを着けた男がシドニー・ハーバーブリッジのアーチによじ登っているのが目撃され、警察が出動した。警察は双方向で一部の車線の通行を遮断して男の説得に努めており、朝の通勤時刻に重なって交通渋滞は20kmを超えた。午前9時30分頃、男は警察官に伴われてアーチを降りたが、交通混乱の余波は続いている。
以下は朝のピーク時の情報。ABC放送(電子版)が伝えた。
この事件でシドニー・ハーバーを横断するドライバーにはハーバーブリッジを利用せず、迂回するか、移動を見合わせるよう警報が出された。
NSW州警察の発表によると、アーチをよじ登る男が目撃されたのは午前4時30分頃で、警察の出動に伴い、北行き・南行きとも一部車線が閉鎖され、またピーク・アワー時の車線方向変更は見合わせられた。
ライフ・トラフィックNSWの発表によると、南行き交通は市内からM2で20km北西のノース・ライドまで数珠つなぎになっている。また、この一部通行止めの影響でアンザック・ブリッジもビクトリア・ロードが10km以上の渋滞になった。
交通管制センターでは、「すぐに解決する様子はない。シドニー都心部に入る道路交通が混乱状態になっている。シドニー・ハーバーの北及びインナーウエスト地域から都心部に入る道路はすべてかなりの遅れが出ている」と発表していた。
ハーバーブリッジのシドニー鉄道はこの事件の影響を受けなかったが、バスは少なくとも30分の遅れが出ており、かなりの本数が鉄道駅止まりに切り替えられ、バス乗客を鉄道に移した。
■ソース
Sydney Harbour Bridge lane closures cause chaos as police try to get man down