バーレーン難民オーストラリア国籍者、タイで逮捕

オーストラリア政府、タイ政府に身柄引き渡しを要求

 オーストラリアで難民申請を認められたバーレーン出身の男性がタイで逮捕されており、オーストラリア政府はタイ政府に対して、男性をバーレーンに送還せず、即時釈放するよう求めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ハキーム・アリ・アラライビ氏はメルボルン市北部のパスコー・ベール・フットボール・クラブに所属している。

 バーレーン当局は、インターポールを通じて同氏を公共物損壊の罪名で赤手配書(国際逮捕手配書)を出しており、タイ当局はこのインターポールの指名手配により、11月に同氏をバンコック空港で逮捕拘置した。しかし、インターポルの赤手配書が取り消されたにもかかわらず、拘置が続いている。

 同氏は2012年にバーレーン当局に拷問を受けたとして、2014年に出国、2017年にオーストラリアで難民としてオーストラリア永住を認められている。バーレーン当局は、同氏が警察署を襲って損壊したとしているが、アラライビ氏は容疑を否定し、また、連邦政府職員から、オーストラリア政府に難民として認められているため、海外に旅行しても安全と言われたと主張している。

 マリス・ペイン豪外相は、「アラライビ氏をバーレーンに送還することは国際人権法に違反する」と語り、即時釈放を要求している。

 アムネスティ・インターナショナルも同氏の釈放を要求しており、「同氏は、バーレーン当局に迫害を受けた難民としてオーストラリア政府に認められており、タイ当局がバーレーン当局の要請で逮捕することは不当だとしている。

 ペイン外相は、タイ政府宛にアラライビ氏の即時釈放とオーストラリアへの帰還を要求し、バンコックの豪大使館員がアラライビ氏に面会している」と発表した。

 アラライビ氏はバーレーンの元ナショナル・サッカー・チームのメンバーだったが、同国の王家に対して批判的だった。そのため、拷問を受け、出国、難民申請した。
■ソース
Australian Government calls for Thailand to release Bahraini refugee Hakeem Ali AlAraibi

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