別れた夫に2児を射殺された母親死体で発見

ドメスティック・バイオレンス根絶運動家、制度批判

 5か月前、シドニー都市圏北西部のヒルズ地区で別れた夫に2児を射殺された母親が自宅で死体となって発見された。

 12月12日付ABCニュース(電子版)が伝えた。

 亡くなったのはオルガ・エドワーズさん(37)で、身を案じた近隣の住人が警察に通報し、午前10時頃、ウェスト・ペナント・ヒルズ地区ハル・ロードの自宅を訪れた警察官が発見した。警察では死因に不審な点はないと発表しており、エドワーズさんの自殺を示唆している。

 2018年7月、元夫のジョン・エドワーズ(68)は拳銃を携えて、オルガさんの自宅に入り、息子のジャック君(15)、娘のジェニファさん(13)を射殺した。遺体の状況から、ジャック君が妹をかばって射殺され、その後でジェニファさんが射殺されたものと報道されている。

 犯行後、ジョンはノーマンハーストの自宅に戻り、拳銃で自殺している。

 ジョン・エドワーズは2017年末に拳銃所持の許可を得て、複数の拳銃を購入していたが、審査で前科はないが品行に汚点があり、保留の意見が付けられたにもかかわらず、許可が出ており、事件後銃砲所持認可手続きの緩さに批判が出た。

 事件後、ロシア系というオルガさんを支援するロシア系市民の団体が設立され、地区の住民もオルガさんを支えていた。また、オルガさんは、ドメスティック・バイオレンス根絶運動家のローズ・バティさんとも連絡を取っていた。2014年に一人息子のルーク君を元夫にクリケット・バットで殴り殺されたバティさんはドメスティック・バイオレンスを根絶する運動に専念し、「今年のオーストラリア国民」にも選ばれことがある。

 バティさんは、「オルガさんは事件のずっと前に夫の暴力を警察に訴えたがその時の警察の対応に失望していた。さらに離婚後の子供の親権をめぐって家庭裁判所の制度にも不満を感じていた。彼女の不満は私の体験とまったく同じだった。彼女は制度に対する信頼も希望もすべて失ってしまっていた」と語っている。
■ソース
Sydney mother’s death following domestic violence tragedy leaves community reeling
After her children were shot dead, she turned to Rosie Batty

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