VIC、メルボルンの女性医師、警察官に暴力受ける

警察官に囲まれ血を流している男性を助けようとして

 国内で警察官の暴力行為がしばしば問題になっており、これまでほとんどの場合、公務執行中または警察署内での過剰実力行使だったが、メルボルンでは警察官に取り囲まれ、血を流して意識朦朧状態にある男性の手当をしようとした女性医師が警察官の暴力を受けて負傷する事件が起きている。

 医師の訴えに対して、VIC州警察は「内部調査中」とのみ答えている。

 事件が起きたのは2018年4月のことで、医師の訴えに対して、加害者警察官らは陵虐行為の隠蔽を図った疑いが出ている。

 また、事件の起きる19日前にもVIC州警察では警察官の大々的な陵虐行為スキャンダルが暴露されたばかりで懲りないVIC州警察官に批判が出ている。

 この医師は脳損傷を受けた患者の援助を専門とするキム・プラウドラブ医師で、自分の受けた警察官陵虐事件を公に発表し、VIC州警察の苦情訴え処理制度の不備に不満を訴えている。

 プラウドラブ医師は交通事故で重傷を負ったサイクリストや歩行者の治療など弱者援助でよく知られた経験豊かな医師であり、警察官に暴行を受けやすく、苦情受付制度にもうまく処理できないような社会的弱者ではない。

 事件時、倒れている男性を助けようとしたプラウドラブ医師を警察官が壁に押しつけ、暴力を受けた同医師が携帯電話で警察官の行為を撮影したところ警察官がそのビデオを削除してしまった。そればかりか、事件後に同医師が警察監察部に訴えたところ、警察側が、医師を逮捕に抵抗したとして公務執行妨害で起訴すると逆に威嚇してきた。

 2018年4月、ABC放送の時事番組「7.30」とエージ紙は、メルボルン市内で精神衛生福祉チェックの際に警察官が市内の障害年金受給者に暴力行為を働いたとする防犯ビデオを暴露公開しており、数人の警察官が起訴されただけでなく、VIC州警察の警察官に対する訴え処理制度の改革を求める声が広がった。この要求はVIC州議会調査委員会でも支持されている。
■ソース
Doctor says she was assaulted by police while trying to assist injured man

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