インディアン・パシフィック特急列車で感染性胃腸炎

100人以上が列車でノロウイルス感染

 シドニー・パース間4352kmを3晩かけて走るインディアン・パシフィック特急列車で、先週、乗客100人ほどがノロウイルス感染で引き起こされる感染性胃腸炎を発病していたことが明らかにされた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 シドニー都市圏グリニッジ在住の女性、レズリー・トンプソンさん(80)の場合、シドニー・セントラル駅で乗車してから24時間を経ずして救急車で病院に運ばれ、悪性の胃腸炎と診断された。

 トンプソンさんはその後、快復し、「万一心臓が悪ければ、こんなに早く快復することもなかったかもしれない」と語っている。

 発病した100人は、期日は異なるがいずれもトンプソンさんと同じようにインディアン・パシフィック特急列車で旅行している。

 ノロウイルスは非常に伝染しやすく、オーストラリアでは胃腸炎の原因としてもっとも一般的で、症状として吐瀉、下痢、吐き気、発熱などを伴う。

 この観光特急列車とノロウイルス性胃腸炎とが結びつけられた最初の患者は9月8日に発病しており、最後の患者は9月30日に発症している。

 トンプソンさんの場合には9月11日にセントラル駅で乗車し、翌日、SA州のハーンドーフ駅で停車中に気分が悪くなり、救急車で病院に運ばれたが、トンプソンさんは、この病気のために不整脈が起きており、静脈点滴を受けなければならなかった。トンプソンさんは、「ハーンドーフ駅で発病して運が良かった。次の停車駅はナラボー平原のクック駅で人口はたったの4人という土地だったから」と語っている。

 退院後、トンプソンさんはアデレード市内のホテルに投宿したが、そこでもまた発病し、「ひどい症状で吐瀉が泊まらなかった」と語っている。

 トンプソンさんは、1万ドル近い乗車券の払い戻しを受けられておらず、逆に「途中で旅行を中止したのだから旅行短縮料金を請求される」と言われている。一方、インディアン・パシフィック特急列車はその後も営業を続けているが、SA州保健局は、「もし、患者が引き続いて出るようなら運行停止を命じることができる」と発表している。

 同特急列車を運行しているグレート・サザン・レール社は、特急列車の6両に乗っていた100人ほどの乗客が発症したことを認めている。
■ソース
‘I was throwing up everywhere’: Sydney woman hospitalised in mass gastro outbreak on luxury train

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