コロナウイルス・スーパー年金早期引き出しで詐欺

政府は「対処した」、被害者は「制度はザル」

 詐欺師が政府のコンピュータのウエブサイトに侵入してスーパー年金加入者の個人情報を盗み出し、その情報を使って被害者のスーパー年金口座から金を盗み出す詐欺行為が多発している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦政府と国税庁(ATO)は、「警戒を厳重にしており、詐欺行為はなくなった」と発表しているが、被害者は、「このシステムをサイバー犯罪者から保護するために政府はもっとやれることがあったはず」と反論している。

 連邦政府は、コロナウイルスで一時帰休や解雇などを受け、収入が減ったり、途絶えたりした人々のため、スーパー年金を引き出せる60歳から64歳になる前に特別措置で2020年と2021年に各1万ドルまで引き出せる措置を発表した。詐欺はこの措置を利用したものだが、被害者は、この措置に重大な瑕疵があったために詐欺がしやすくなっていたと考えており、「政府とATOなどの役所は今になって泥縄をやっているのだろう」と語っている。

 この特別措置が始まって1か月の間に少なくとも150件のスーパー年金口座が狙われている。被害者は、「政府はスーパー年金早期引き出し申請手続きをもっと厳重にすべきだ。年金の金が加入者の金ではなく自分達の金だったらもっと慎重にやっていたんじゃないか」と語っている。

 5月初め、ATOが、「犯罪者が盗んだIDを使ってシステムに入り込んだ形跡がある」と発表しており、連邦政府は2日間にわたって早期引き出し手続きを停止している。現在、当局は、詐欺師が被害者の名前で偽のmyGovアカウントを設立して制度に入り込み、最高1万ドルまでの早期引き出し申請を行ってのではないかとみて捜査を続けている。

 被害者は、「自分の名前でmyGovに2つのアカウントを設立できると思わなかった。こんな犯罪を防ぐためには一人で一つのアカウントしか開けないようにすべきじゃないか。それに、犯人がどうやって私の身許情報を手に入れたのかも分からない」と語っているが、ピーター・ダットン内務相は、「被害者の身許情報は、税理士のコンピュータが侵入される事件が起きており、そこで犯人が情報を入手したのではないか」と語っている。
■ソース
Check your super balance. Australians scammed out of thousands via the coronavirus early release scheme

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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