無発語自閉症の少年、キャンプ場から迷子に

メルボルン北方の山中で寒空に2晩行方不明

 家族とマウント・ディスアポイントメントに来ていたウィリアム・キャラハン君(14)が行方不明になっており、警察、SES、地元ボランティアが捜索している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現場はメルボルンから北に約80kmの距離の山地でメルボルン市民のキャンプ場として人気があるが、道を外れればうっそうとした繁みや険しい地形もあり、ウィリアム君は6月8日午後から行方が分からず、夜間には零度近くまで気温が下がる山中とあって、安否が気遣われている。

 現在、警察官、緊急救援隊(SES)、地元ボランティアら約450人がキャンプ場を中心に昼も夜も捜索を続けているが、ウィリアム君は無発語自閉症のため、コミュニケーションに困難がある。そのため、VIC州警察のクリスティーン・ローラー警部代理は、ウィリアム君を見かけても穏やかに話しかけること。また、青のトラック・パンツと青のフード付きウィンドチーターを着ており、コミュニケーションには自分の胸を叩く癖がある。

 ウィリアム君は、8日午後2時20分頃、頂上南側の地点で家族とはぐれており、それ以来、姿が見えない。

 9日午後3時30分過ぎ、ローラー警部代理は、「使える機材をすべて使い、夜も熱スキャナーを使って捜索を続ける。昨夜は気温が摂氏零度近くになっていたが今夜も同じくらいに冷え込む見通しで、防寒具もなく、食料も持っていないため、発見が遅れるほど安否が気遣われる。家族もウィリアム君を心配しているが、できる限り希望を持ち続けている」と発表している。

 また、グレッグ・ポール巡査長は、「この地域は繁みが濃く、人影を見つけることには困難があり、空からの捜索でも人影が見えない。ただし、深い繁みは寒さを防いでくれる可能性もある」と語っている。

 警察は周辺の民家にも、ウィリアム君が寒さを防ぐためや食料を求めて現れる可能性もあるので納屋などもチェックして欲しい」と呼びかけている。
■ソース
Search for boy with autism, William Callaghan, missing on Mount Disappointment in Victoria, enters second night

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