俳優アーニー・ディンゴ、人種差別発言者に一発

「訴えがない」と警察、「ビデオは提供しない」と鉄道

 「クロコダイル・ダンディーII」にも出演し、アボリジニ、日本人、中国人、スコットランド人の混血で知られるジミー・チャイ氏の舞台劇「Bran Neu Dae」の主演も手がけたアボリジニ俳優のアーニー・ディンゴ氏が、パースの電車で人種差別発言した男に一発殴りつけたと自分のソーシャル・メディアで発表している。

 警察は、「被害者から訴えが届いていない」としか答えていない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 6月16日午前8時頃にWA州パース市中央駅で起きた事件で、WA州在住のディンゴさんが自分のフェースブックに投稿した内容によると、男は30代でしばらくディンゴ氏を見つめていたが、その後でアボリジニを指す差別語をディンゴ氏に投げた。そこで、ディンゴ氏が男を追いかけ、「もう一度言ってみろ」と言った後で男の頭右側に一発くらわしたと書いている。

 さらに、「男は逃げようとして足を滑らせて転げ、片足がプラットフォームと列車の間に入ったから男をつかんで引っ張り上げてやった。男にはさらに、『もう一度言ってみろ。そうすればもう一度殴る言い訳ができるからな』と言ってやったが、男はそれ以上何も言わなかった。私も63歳、もう誰からもくだらない言葉を聞くつもりはない」と書いている。

 さらに、「私が列車に乗ると、乗客の女性が、男は大丈夫だと訊いてきたから、『あいつも口の利き方を心得ておくべきだった』と答えた」と書いている。

 また、「駅のCCTVに写されているはずだから、今夜のニュースに映るかも知れない」と語っている。

 WA州パース市の公共交通局(PTA)では、「もし、被害者が事件を警察に訴えたいなら正式に州警察に届け出るよう勧めるだろうが、PTAはこのような事件があったからといっていちいちWA州警察に届け出ることはしない」と答えており、WA州警察は、同日午後に、「鉄道駅での事件ではどのような訴えも出ていない」と片付けている。
■ソース
Ernie Dingo lashes out after alleged racist comment at Perth train station

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