ACT、自転車道に何者か米ばらまく

一人転倒肋骨骨折、警察捜査

 日本でもオーストラリアでも、バイクの騒音に腹を立てた住民が道路に針金を張り、引っかかったバイクのライダーが重傷を負うという事件が何度か起きている。シドニーでは最近にはロイヤル国立公園内の道路のカーブに何者かがオイルをまき散らし、通行車の大事故を狙った事件が起きた。今度はキャンベラで何者かが自転車道のカーブに大量の米をまき、自転車転覆を狙った悪質な事件が起きた。いずれも簡単にできる行為だが、結果を考えると凶悪事件と言える。

 事件が起きたのは3月5日午前8時30分頃で、被害者の学校教師スティーブ・オーズリーさんが自転車に乗って自転車専用道を走行、時速30km程度でカンバーのアスロン・ドライブとドレークフォード・ドライブの交差点付近に差しかかったところ、路面に合計数キロの生米がまき散らしてあった。カーブで自転車の車輪が米に足を取られ、瞬時に転倒、オーズリーさんは何本か肋骨を折る重傷を負った。

 利用者のサイクリストがまかれていた生米を掃き集めたが、オーズリーさんは、「コーナーに差しかかって前方を見ると砂のようなものが一面にあった。前輪がその砂のようなものに触れるなり、突然投げ飛ばされた。20年の経験があるが、自転車道の脇のガードレールにぶつかり、そのまま路上に投げ飛ばされ、自転車も壊れた」と証言している。たまたま通りがかった通行人が助けに駆け寄ったが、「ひどい痛みで、助けに来てくれた人のことも分からなかった。ヘルメットをかぶっていたから頭だけは助かった。その後、通りがかったサイクリストが総出で米を道路から掃き集め、事故が起こらないようにしていた」と語っている。

 オーズリーさんは、キャンベラの病院で何週間か療養しなければならず、何千ドルもかけた自転車も使い物にならなくなった。また、病院で地方紙に語ったところによれば、「まかれていた状況から、何者かが意図的にサイクリストを狙ったものだ。大量の米が均一に広げられてあった。事故でこぼれたものならあんなにきれいに広がるわけがない」と語っている。また、「マウンテン・バイクのタイヤなら乗り越えることもできるだろうが、私のロード・バイクのように滑らかなタイヤではひとたまりもない。あたりを見回して犯人がいないか探した。自転車の壊れ方を見れば、もっとひどい傷を負わなかったことの方が驚きだ」と語っている。

 事故をACT警察に届け出ており、警察官がオーズリーさんから事情聴取し、現在捜査中。(NP)

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