元熱帯性サイクロン「オウエン」QLD州北部に豪雨

700mmの降水量を記録したところも

 熱帯性サイクロン「オウエン」は、珊瑚海からQLD州のヨーク半島南部を横断してカーペンタリア湾に入り、そこで再び成長を始め、カテゴリー3にまで復活したが、12月15日、ヨーク半島横断中に勢力が熱帯性低気圧にまで衰えた。しかし、降水量はすさまじく、1日で700mmを記録したところもある。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 気象庁(BoM)は、「ヒンチンブルック・シャイアでは最高記録を樹立している」と語った。

 最高降水量を記録したのはインガムの東、ハリファックスで、12月15日午前9時からの24時間に681mmを記録している。

 ただし、その南のブレイメドウズでは1時間に120mm、総降水量700mmを報告しており、地元サトウキビ農場主は、「ハーバート川の氾濫ではなく、降水量だけでこんな洪水になったのは初めてだ。今朝、トラクターで畑を見回ったが完全に水没していた。キビは腐るし、畑はゴミだらけだ」と語っている。

 降水量は、タウンズビルの北、ルシンダでは390mm、インガムでは300mmを記録しており、瞬間風速は時速100kmに達している。

 BoMのミシェル・ベリー主任予報官も、「この総降水量はすごい。めったにないことだ」と語っている。

 そのため、ドライバーにはブルース・ハイウェイのケアンズ・タウンズビル間の利用を避けるよう呼びかけが出ている。

 州緊急救援局北部管区のダリル・キャンプ・マネージャは、「洪水を突っ切ろうとして深みで立ち往生した車の人々を救出した。そのうち1件はインガム付近で母親と娘が車の屋根の上に逃れており、近くに3mのワニがいるという通報で大急ぎで出動した」と発表している。

 ボブ・ジー州災害統括本部長は、「QLD州北部の洪水のように不時の状況ではワニが出没することは考えられることだ。その地域で洪水があれば危ないのは水ではない。野生生物だ」と語っており、「特に野次馬になって洪水を見に行くと言うことは是非やめてもらいたい」と注意を呼びかけている。
■ソース
Ex-Tropical Cyclone Owen dumps more than half a metre of rain in north Queensland

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