気象庁、ケープ・ヨークに熱帯性サイクロン上陸予報

QLD州最北部に12月2度目の暴風雨

 気象庁(BoM)は、大晦日までに12月2度目のサイクロンがQLD州最北部に上陸する可能性があると警報を発令した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 12月の降水量では、QLD州最北部はすでに何十年ぶりかの最大降水量を記録しており、カードウェル、インガムでは1,000mmを超えている。また、ケアンズでは640mmの降水量で1975年以来最大の記録。さらに南に下ってイニスフェールでは752mmで1950年代以来最大の降水量を記録している。

 QLD州最北部の河川はいまだに増水しており、12月27日午後6時頃、アンズの北、リバー・ロードのホームルール・コーズウェイで増水で流れが激しくなっていた川を渡っていたロスビルの女性(34)が水中に姿を消した。

 28日には雨も小康状態になっているが、BoMでは、ケープ・ヨーク上空にモンスーン低気圧が発達を続けており、その地域では大晦日までの週末にさらに雨が続くと予報している。

 また、「河川集水域は飽和しており、これ以上の大雨があれば持ちこたえる余裕がない。デイントゥリー川では、この数日、すでに大洪水の水位に達していたが今は小洪水程度の水位に戻っている。しかし、モンスーン低気圧が発達してサイクロンになれば一気に洪水になることも予想される」と発表している。

 さらに、「ケープ・ヨークの低気圧が東進して珊瑚海北西部に移動すれば大晦日から新年にかけて勢力が強まることが考えられる。ただし、モデル化作業では発達して熱帯サイクロンになった後もさらに東進を続け、珊瑚海に向けて大陸から離れて移動を続けると予想されている」と述べている。

 一方、ダグラス・シャイアのジュリア・リュー郡長は、「この地域にとっては待ち望んでいた干天の慈雨だ。この何か月かは異常な旱魃だったから住民は喜んでいる。また、当シャイアでは給水制限をレベル3に引き上げていたが、12月の雨で少し緩和することができるようになった。ただし、今度は大雨と洪水に備えなければならない」と述べている。
■ソース
Cyclone possible by New Year’s Eve, Bureau of Meteorology warns

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