依然燃え続けるNSW州のブッシュファイア

気温の低下で取り巻く状況の好転も

 NSW州各地のブッシュファイアはまだ燃え続けているが、12月7日には高温乾燥強風の気象条件もやや緩和しており、火勢もこれまでの激しさを見せていないが、当局は、「地域住民はまだ完全に危険を逃れたわけではない」と警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 大シドニー地域では北と南で大きなブッシュファイアが燃え続けており、民家にも近づいている。また、中部海岸と南部海岸でも火炎前線が人口密集地区に近づきつつある。

 大シドニー地域では7日午後から再びブッシュファイアの危険を高める気象条件が予報されており、全面裸火禁止令が続いている。また、当局も警戒を強めている。

 同日午前11時頃、中北部海岸地域で消火活動を支援していたヘリコプターが硬着陸を余儀なくされ、単身搭乗のパイロットは軽傷を負っただけで生命に異状はない。

 硬着陸事故が起きたのはニューカッスル市北東のガーバン地区ジャラ・ロード火災地域で、事故点検が行われている間、同地域の他の航空機も全て空港に降ろされた。パイロットは現場で応急処置を受け、入院の必要はないと診断された。

 6日夜には火災も小康状態になり、火災の数も減った。そのため、消防士は7日には枯れた下生えなどを焼き払う作業を行っている。

 しかし、7日午後には気温も摂氏34度まで上がるところもあり、風も勢いを増すと予報されている。また、予報されている東の風は湿度を引き上げ、火勢を弱めるが、内陸からの南西風と衝突し、火勢を強める可能性もある。

 NSW州RFSのベン・ミリントン消防監は、「まだ、危機を脱したわけではない。10日頃から再び温暖強風の気象条件が戻ってくるため、それまでにできるだけのことをしておかなければならない」と語っている。

 州内ではニューイングランド、北部傾斜両地域がかなりの乾燥状態になっており、懸念されている。

 また、ディーン・スガーボッサ予報官は、「7日は消火活動にとって厳しい条件があり、高温乾燥気象は続くが、8日にはタスマン海上空に高気圧が発達し、気温も下がり、湿度は上がり、風も弱まる。特に海岸近くのブッシュファイアを鎮める助けになるだろう」と語っている。
■ソース
NSW bushfires surround Sydney but conditions ease for now

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