「窓の外がオレンジ色に染まったかと思うと真っ暗に」

ブッシュファイアの局地的気象条件に突入

 メルボルンからキャンベラに向かったカンタス航空機が途中でブッシュファイアの作り出す局地的な気象条件に突入し、機内はパニックに包まれたが、パイロットの機転で猛烈な上昇気流を抜け出し、迂回して無事にキャンベラに着陸した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 乗客の話によると、メルボルンからキャンベラに向かう途中で窓の外がオレンジ一色になったかと思うと真っ暗闇になり、激しい乱気流で機体が揺さぶられ、客室内はパニック状態になった。

 キャンベラ空港では消防車や救急車が待機していたが乗客に負傷者は出なかった。

 飛行機が入り込んだ雲は火災積雲と呼ばれる雲で、火災の熱い煙が上昇気流になって高空まで上昇したところで冷却され、水蒸気が氷結するためにできる雲と伝えられている。

 客室内は突然の乱気流で嘔吐する客も出ており、文字通り座席から飛び上がったと語る乗客もいる。

 カンタス航空では、「火災積雲の中で予想しない乱気流に入った機長はとっさに機体を上昇させて雲の上に出ると、他の空路を取ってキャンベラに無事に着陸した。

 ある乗客は、「何分間もあの雲の中を飛んだように思えるが、ほんとはもっと短かったのだろう。窓の外は真っ暗だったから何が起きたのかを考えることもできなかった。雲の上に出て飛行機が安定してから機長が機内放送して、火災積雲はまったくレーダーには映っていなかった。真昼から突然真夜中に入ったようなものだった」と語っている。

 また、「地上に着いた後、機長が、飛行機は何の支障もなく、通常通りに無事に着陸したと案内した。乗客が機長にあんなに拍手するのを見たのは初めてだ」とも語っている。
■ソース
Passengers describe flying through fire-generated cloud on Melbourne-to-Canberra flight

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