気象庁、NSWの「雷を伴う激しい暴風雨」警報を緩める

強い雷雨で州各地のブッシュファイアが小康状態

 1月16日、気象庁(BoM)は、NSW州に発令していた「雷を伴う激しい暴風雨」の警報を緩めた。また、同日の雷雨は州各地のブッシュファイアを鎮めており、住民や消防士は一息ついている。ただし、これまでの旱魃を解消するところまでにはこぎ着けていない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 シドニー地域の広い部分とブルーマウンテン、ニューカッスル、ウロンゴンなどと周辺地域で「雷を伴う激しい暴風雨」の警報を緩めたもの。

 ただし、州南西部傾斜地域、スノーイー・マウンテン地域から中北部海岸地域まで広い地域には一般的な雷雨警報が発令されたままになっている。

 州緊急救援局(SES)では、州内で200件ほどの救援要請通話を受けているが、ほとんどが倒木や雨漏りで、SESのアンドルー・マカラック広報担当官は、「被害はほとんどが州北部のポート・スティーブンズや南部海岸のブッシュファイア被災地。また、集中西部のパークスでは25件の通話があった。これまでのところ、局地的に雷雨がかなりの雨量をもたらしており、ドライバーは運転時には局地的な洪水を避けるなどの安全判断を行ってもらいたい」と語っている。

 BoMは、「ブッシュファイア被災地区の雨は灰、土砂、木、岩などを押し流す可能性がある。また、炎で損傷を受けた木は突然倒れることがあるので注意が必要」と発表している。

 Ausgridは、ポート・スティーブンズ、ニューカッスル、レーク・マコーリーなど3,000戸で停電があったと発表している。一方、ハンター地域では10,000回の落雷が記録されている。

 この雨で、土砂崩れや鉄砲水、また、ブッシュファイア被災地区では水質汚染が気づかわれている。一方、郡部消防局(RFS)は、「この雨で鎮火したブッシュファイアもあるが、まだ燃え続けている地区もあり、そういうところでは中途半端な小雨が消火の妨げになっている」と懸念している。また、焼け跡の灰などが雨を吸い取り、地面に染みこまないことも懸念されている。

 この大雨は、内陸の強い低気圧が東に移動し、海面上の湿った空気を低気圧の中心に吸い込むことで起きたもの。
■ソース
BOM downgrades severe thunderstorm warning as rain brings bushfire relief across NSW

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る