豪政府、前言翻し、豪人船客引き取りも検討

米政府がクルーズ船の米人乗客引き取り発表

 横浜港に隔離停泊措置を受けているクルーズ船、ダイアモンド・プリンセスには200人を超えるオーストラリア人船客が乗っており、その200人余りの船客のオーストラリアへの引き取りについて、オーストラリア政府が「引き取りを検討する」と発表した。

 2月15日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 14日段階では、オーストラリア政府のマリス・ペイン外相が、「どこの国も自国民船客の引き取りは考えていないと思う。もちろん、オーストラリア政府も考えていない」と語っていたが、15日にはアメリカ政府が同船の自国民を引き取る考えを明らかにしており、オーストラリア政府も自国民乗客の一部を引き取る計画を明らかにした。

 同船の隔離は19日で期限が切れる予定になっており、オーストラリア政府は公衆衛生専門家を日本に派遣し、自国民全員でなく、高齢者など一部の船客を優先的に帰国させ、14日間の隔離措置を取るなどの最善策を検討するとしている。

 一方、アメリカ政府は早ければ2月16日にアメリカ人船客をクルーズ船から引き取るとしている。

 オーストラリア政府の翻意は、同船で170人を超える船客、乗員の感染が判定されたことで、ヒト・ヒト感染の可能性が排除できないことから隔離期間がさらに2週間延長されるという結果を受けたもの。

 連邦政府のポール・ケリー首席医務官補は、「アメリカ政府の計画は承知しているが、オーストラリア政府は専門家の調査で最善の措置が決まるまで待つ。船客には高齢者もいて、その人達はリスクが高いため、その人達を優先させることも含めて考えている。クルーズ船の状況は、中国国外での患者数増大の懸念事項の一つだ。これほど長く船に閉じ込められていることは困難な状況であり、国民にとって最善の措置を取りたい」と語っている。
■ソース
Australia mulls evacuating passengers on stranded coronavirus cruise ship

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