有罪元労働党政府大臣の議員年金剥奪へ

NSW州保守連合政府が新法案提出を予告

 5月24日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相が新法案を発表し、大臣在任中の腐敗汚職で有罪判決を受けたイアン・マクドナルド、エディー・オベイド両元労働党政府大臣の議員年金を剥奪する考えを明らかにした。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 マクドナルド元大臣の場合、これまでの受給年金がNSW州政府への負債となり、何十万ドルもの金を返済しなければならなくなる可能性がある。また、オベイド元大臣の場合にも2011年の政界引退以来年間12万ドルの年金を受け取っており、この年金が完全に停止される。

 オベイド受刑者は、5か月前に懲役最高5年、3年間の仮釈放禁止期間の量刑を受けており、マクドナルド被告人も有罪判決を受けており、間もなく量刑が言い渡されることになっている。

 ただし、有罪判決後12か月はこの措置を適用することができず、有罪判決を受けた2人はその12か月の間に控訴することができる。

 ベレジクリアン州首相が発表したこの新法案は、オベイド元大臣がサーキュラ・キーの店舗物件の貸借契約を事実を偽って入手した行為について有罪判決を受けた後の2016年12月にマイク・ベアード前州首相が明らかにしていたもので、ベアード氏は、「オベイド氏は、腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の審理時に受けていた28万ドルの裁判援護金も返済しなければならなくなる」と語っていた。

 この新法案は、「州議会議員は、在任中に重大犯罪で有罪判決を受けた場合、本人拠出分を除く、議員年金受給資格を剥奪される」ことを骨子としている。これは、議員が起訴前に辞職していても適用される。現行法では、議員が懲役5年以上に相当する犯罪で有罪判決を受けた場合でも議員辞職後の起訴であれば議員年金受給資格を失わない。

 マクドナルド元大臣の場合、年金を辞職時に一括で受け取っており、同法案発効後に支払われる年金額に相当する金額を返済しなければならない。
■ソース
Eddie Obeid and Ian Macdonald to be stripped of NSW parliamentary pensions

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