ラリッサ・ウォーターズ緑の党連邦上院議員辞職発表

カナダとの二重国籍判明、他の議員にも波及か

 7月18日、QLD州選出のラリッサ・ウォーターズ緑の党連邦上院議員が、「カナダとの二重国籍だということを知った。連邦上院議員の資格を持っていなかった」と発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 二重国籍を理由とする連邦議員辞職はスコット・ラドラムWA州選出緑の党上院議員に続いて2人目であり、いずれも議会内外で手腕が認められていただけに、緑の党としては大きな痛手になることが予想される。

 緑の党だけでなく、二重国籍があり得る海外生まれの連邦議員はあわててオーストラリア国家への忠誠を誓っている。

 18日現在では、イギリス生まれのトニー・アボット前連邦首相とシンガポール生まれのイアン・グッディナフ自由党下院議員が、それぞれの国の「国籍離脱証明書」を発表した。

 ウォーターズ下院議員は、カナダのウィニペグで学んでいたオーストラリア人の両親の許に生まれた。十代の時に「21歳になるまでにカナダ国籍を申請(オプトイン)しなければならない」と教えられており、11か月で両親に連れられてオーストラリアに戻って以来、カナダを訪れたことがなく、カナダ国籍の申請もしたことがなかった。

 しかし、ウォーターズ議員の指示を受けて同議員のカナダ国籍問題を調査した弁護士が、「カナダが国籍関係法でオプトインとしたのは1977年のことであり、それ以前は属地主義だったため、カナダ領内で生まれた者は自動的にカナダ国籍になっていた。

 ウォーターズ議員が生まれのが1977年で、しかも「オプトイン」新立法が発効したのは議員の出生日の翌週だった。

 ウォーターズ議員は、「カナダ国籍離脱の手続きを始めた。党には謝罪したい」と発表している。一方、辞職に伴い、QLD州緑の党候補者リスト2番目で、元民主党党首を務めたアンドリュー・バートレット元上院議員が繰り上げ当選すると見られている。

 連邦議会には20人を超える海外生まれの議員がいる。
■ソース
Greens senator Larissa Waters resignation triggers wave of MPs declaring Australian allegiance

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