VIC州議会に患者の意思による安楽死法

党議拘束外し、議員の自主投票に委ねる方向

 VIC州議会では、2017年後半にも患者の意思による安楽死法案を審議することになっており、もし州議会を通過すれば、国内に先駆けてVIC州が患者の意思による安楽死を認めることになる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ただし、この法案への賛否は重大な倫理問題の試練にくわえて各選挙区の有権者の意向もあり、議員の勇気が試されることになる。

 また、安楽死法はダニエル・アンドリューズ州首相の選挙公約にも含まれていなかったが、州議会上院が「患者の末期選択の権利」について特別調査委員会で検討し、患者の意思による末期選択に医療専門家の援助を認める制度の勧告を行った。

 特別調査委員会はエドワード・オドノヒュー自由党議員が委員長を務め、セサー・メラム労働党議員は安楽死法に反対の立場で委員会に参加したが、作業の後には同法を支持するように変わった。また、アンドリューズ州首相も同法案を支持しており、「長年反対していたが、2016年に父ががんで亡くなるまでを看取って考えが変わった」としている。

 また、保守連合リーダーのマシュー・ガイ議員は反対しているが自由党にも国民党にも安楽死法を支持する議員は多いとされている。

 しかし、それぞれの選挙区の有権者の意向を懸念する議員も多く、賛否議論の隔たりは大きい。与党労働党議員の中には、選挙が迫っているこの時期にこのような法案が出ることについて懸念する声もある。
■ソース
Victoria’s proposed voluntary euthanasia laws set to test MPs

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る