「保守連合議員のハンソン支持は残念なミス」

モリソン首相が、「白人であることはOK」動議に

 10月15日、連邦議会上院でポーリン・ハンソン議員が、「It’s OK to be white(白人であることはOK)!」という動議を提出した。このスローガンは白人優越主義者団体が掲げる言句であり、人種差別主義スローガンとして受け止められている。連邦上院では与党保守連合議員、フレーザー・アニング、コリー・ベルナルディ両諸派議員がこの動議に賛成票を投じ、労働党、緑の党、デリン・ヒンチ無所属議員が反対票を投じ、31票対28票でハンソン議員動議は否決されたが、この議決が報道されると直ちに国民の間から問題視する声が現れた。

 翌日にはスコット・モリソン連邦首相が、「保守連合上院議員がハンソン動議に賛成票を投じたのはまことに残念なこと」と発言し、マシアス・コーマン保守連合上院議員も、「保守連合議員はこの動議に反対することが決まっていたのだが、事務局の手違いで賛成する指示が広まってしまった」と述べている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ハンソン上院議員は、「嘆かわしい反白人人種差別主義と西欧文明に対する攻撃が高まっている」ことを認め、「白人であることはOK」を決議にかけるよう求めた。クリスチャン・ポーター法務長官執務室が保守連合上院議員に、ハンソン動議を支持するよう指示を出しており、国民の間から保守連合上院議員の行為を疑問視する声が高まっても、「保守連合上院議員はどのような人種差別主義にも反対するという意思表示だ」と繰り返している。

 その翌日にはモリソン首相が、「保守連合議員の賛成票は残念なこ」だと発言した。それを受けてコーマン議員も、「事務局の手違い」と発言、謝罪した。

 労働党のピニー・ウォン上院議員は政府の説明を拒否し、「動議は何週間も前から告示されており、誤解のしようがない。これは自分たちのゴタゴタを糊塗しようとする臆病でみじめな試みでしかない」と批判している。一方、ハンソン議員も政府の豹変を批判している。
■ソース
Scott Morrison says it’s ‘regrettable’ his senators backed Pauline Hanson’s ‘it’s OK to be white’ motion

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