プライス環境相、議会で野党質問に虚偽回答か

元キリバチ大統領への侮辱発言を否定

 先日、「石炭消費縮小を唱える気候学者は間違っている」として、大勢の世界トップクラスの気候学者の説を否定したメリッサ・プライス環境相が、今度は、オーストラリア訪問中の元キリバチ大統領に対して、「ここに何しに来たか知っているわ。お金でしょう。小切手帳を持っているの。いくら欲しい?」との侮辱的発言をした疑いが持ち上がっている。さらに、議会で追及されたプライス大臣は、「そんな発言をしていない」と答えたが、居合わせた複数の政治家が発言を確認している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 労働党のパット・ドッドソン連邦上院議員は、プライス大臣がアノテ・トン元キリバチ大統領に向かってこの侮辱発言をするところを見ており、書簡にしてプライス大臣やスコット・モリソン首相らに送付、プライス大臣の釈明を求めた。

 トン氏は、地球温暖化による太平洋の海面上昇で太平洋の島嶼国が存亡の危機にさらされているため、オーストラリアにも気候変動への取り組みを強化するよう求めている。

 10月17日の議会でプライス環境相は、ドッドソン上院議員の主張を「100%」否定していた。しかし、その現場でトン氏と食事をしていた何人かの人々はドッドソン議員の主張を支持しており、議会で労働党議員がプライス大臣の説明を求めた。

 18日、トン氏は、「プライス大臣から電話があった。大臣は謝罪しなかったが、発言を後悔していると言った。私は少し耳が遠いのでレストランでの大臣の発言はよく聞こえなかったが、他の人達が主張していることと私の記憶は相違していない。しかし、この問題にこだわりたくない」と語っている。

 労働党は、プライス大臣の言動は「言語道断」と非難している。
■ソース
Melissa Price accused of misleading Parliament after denying she insulted Pacific leader

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