QLD州議会で歴史的な妊娠中絶禁止法改定

長時間にわたる審議で党議拘束外し自由投票

 10月17日、QLD州議会(一院制)は、妊娠中絶禁止を定めた州法を改定し、妊娠中絶を認める法案を可決した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 119年前に定められたこの法律の改定法案の審議では反対賛成双方の議員が熱のこもった発言を行い、感情が高ぶり、嗚咽をこらえる場面もあった。

 この法案の採決では全党が党議拘束を外し、議員個人の良心や信条に従って自由に投票できることとした。その結果、50票対41票で法案が成立した。この改定法により、母体は妊娠22週間まで合法的に妊娠中絶が可能になる。

 また、中絶を行う医師がもう一人の医師と協議し、双方が中絶を行う必要があると合意した場合に限り、22週間を過ぎても中絶が認められる。

 また、中絶を行う産科クリニックに出入りする女性や家族に中絶反対派が近づいたり、嫌がらせをすることを防ぐため、クリニックから150m以内に近づくことを禁止する、「セーフ・アクセス・ゾーン」制度も定められる予定。

 州政府与党労働党では、ジョ=アン・ミラー議員が反対票を投じ、ライナス・パワー議員が棄権した。一方、野党自由国民党からはスティーブ・ミニキン、ジャン・スタッキー、ティム・ニコルス議員が賛成票を投じた。また、サンディ・ボルトン無所属、マイケル・バークマン緑の党2議員が賛成票を投じた。

 アナスタシア・パラシェイ州首相は、「2018年制定妊娠中絶法で女性は怖れや屈辱を受けずに医師の医療を受けることができるようになった。QLD州にとって歴史的なできごとだ」と語り、イベット・ダース法務長官は、「この法律の制定でQLD州は21世紀に入ることができた」と語っている。
■ソース
Abortion legalised in Queensland after historic vote in Parliament

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