シドニー・キャンベラ高速鉄道建設案再浮上

スノーイー水力発電遺産基金の使途に「VFT」復活

 スノーイー水力発電遺産基金の使途として、キャンベラとシドニーを結ぶ「Very Fast Train(高速鉄道)」建設計画案が出ている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 主要な骨子は、NSW州政府が42億ドルの予算を計上し、鉄道と道路の接続、貨物輸送、航空、デジタルの接続の向上を目指す。この基金は、スノーイー水力発電計画のうち、NSW州の持ち分を連邦政府が買い上げた後で設立する。また、州内の携帯電話ブラック・スポットをなくすなどとなっている。

 10月24日夜に州政府が発表した計画は、NSW州農村部と都市部の格差を縮めるため、農村部と都市圏の間の交通の迅速簡便化を目指すものになる。

 ジョン・バリラロ州副首相兼州地域担当相は、「42億ドルの資金全額をこの5つの分野に投資する。私たちの前の世代が夢に見、私たちの後の世代が恩恵を受けることになる壮大なプロジェクトだ。この基金を農村部に投資することで、これからも農村部が住むにも、子供達を育てるにも、また勉学のためにも、事業を始めるためにも、さらには休暇を過ごすためにも素晴らしい土地として保っていけるだろう」と語っている。

 さらに、「既存の農村部の鉄道路線の改善工事を行い、鉄道の安全性とスピードを高め、キャンベラとシドニーの間の現在4時間半かかる所要時間を短縮する。この区間の線路のアラインメントを改善し、直線化と新技術導入で高速化を進める。今、インフラストラクチャに投資するチャンスが来ている」と語った。

 その他には、旱魃被災地域を減らすため、ダムや送水管敷設に投資し、NSW州農村部に国際航空貨物基地を創設し、「特別活動区」を設立してビジネスを誘致するなどの案を明らかにした。
■ソース
Sydney-to-Canberra ‘very fast train’ the focus for $4.2-billion Snowy Hydro Fund

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