アニング議員、ついにカッター・オーストラリア党除名

人種差別発言で極右のワン・ネーション党も脱退

 連邦議会でアジア人、ムスリムの移民に反対する発言をして物議を醸したフレーザー・アニング議員がボブ・カッターのオーストラリア党を除名された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アニング連邦上院議員は、極右政党、ポーリン・ハンソンのワン・ネーション党で立候補し、当選後、ハンソン党首との口論から、議員就任直前に同党を抜けて無所属になっていたが、その後、ボブ・カッターのオーストラリア党(KAP)に入党した。

 しかし、議会でアジア人やムスリムの移民に反対し、「移民問題に関する国民投票を実施し、これは最終解決としよう」という主旨の発言を行った。しかし、この「最終解決」という言葉はナチス・ドイツがユダヤ民族絶滅プログラムに与えた名称であり、アニング議員は極右以外のほとんどすべての勢力から批判を受ける立場に立たされた。

 当初、党首のボブ・カッター議員は、「アニング発言は純金。全面的に支持する」旨の発言をしていたが、10月25日には、アニング議員をKAPから除名する発表を行った。

 カッター党首は、「党幹部会は、アニング発言は99%金だが1%だけはまったく許容できない。アニング議員には、特定人種や民族を批判するような言葉を使わないように。また、ヨーロッパ系移民だけを認めるプログラムを要求しないよう警告しておいたのだが」と語っている。

 アニング議員は、ヨーロッパ系移民だけを認める法案を作成していたが、これを、「誰を移民として認めるかについて国民の発言権を認めるのは人種偏見ではない」として、誤りを認めなかった。

 カッター議員は、「我が党はシーク教徒のための法制を提出したし、ユダヤ系国民のための法案も支持してきた。また、先住民族を支持する法案も支持した」として、オーストラリア党はアニング議員のようなヨーロッパ中心主義ではないことを強調している。
■ソース
Fraser Anning dumped from Katter’s Australian Party for views on race, non-European migration

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