連邦労働党、ベネロン選挙区に著名神経外科医

かつて労働党がジョン・ハワード首相を破った選挙区

 10月30日、連邦労働党は2019年に行われる連邦総選挙にシドニー北岸地域のベネロン選挙区で元豪医師会(AMA)会長で著名神経外科医のブライアン・アウラー氏を候補に戦う計画を明らかにした。アウラー氏出馬により、前回の労働党候補だったリンダル・ハウイソン氏は、アウラー氏の方が自分より強力な候補であると認め、今回の出馬を取りやめた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ベネロン選挙区は自由党の安定地盤だが、2007年にABC放送のアナウンサーだったマキシン・マキュー氏が労働党候補として出馬、現役のジョン・ハワード首相を破るという劇的な結果をもたらしたことがある。ただし、マキュー氏の連邦議員歴は1期限りで、再び自由党地盤に戻った。現在、同選挙区の自由党議員は前回4.8%のマージンで当選している。

 アウラー氏はAMA会長時代の2014年に時のトニー・アボット連邦政権の「メディケア共同負担」案に強力に反対し、政権が案を取り下げた実績がある。

 ビル・ショーテン連邦労働党党首がアウラー氏の立候補を発表し、「連邦政治において、メディケアやヘルス・ケアを最重要課題に押し上げたい」と語り、アウラー氏は、「難しい決断だったが、今は誰もが一歩前進しなければならない時だ。自分はそれほど裕福ではない家庭の出身だが、両親は懸命に働き、私も一生懸命に学び、教育の機会を通して神経外科医になることができた。ベネロンの勤勉な有権者も子供達の世代が同じ教育の機会を得られるよう望んでいると思う。労働党はメディケアを守り、気候変動についても責任ある政策を選ぶ。最近の保守連合内の分裂を見るにつけ、今は自分が当選しなければならない時だと考えるようになった」と語っている。

 2010年の選挙で、元テニス・プロのジョン・アレクサンダー自由党候補がマキュー議員を破り、2017年には一旦辞職し、再選挙で候補に立ったクリスティナ・ケネリー元労働党NSW州首相を破っている。
■ソース
Labor announce high-profile neurosurgeon Brian Owler as candidate for Bennelong

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