国民党青年部に異変、脱退者相次ぐ

ABC放送の「組織に極右が浸透」調査報告で

 一部の新しい白人右翼が従来の右翼とは一線を引くという意味でalt-right(代替右翼)を名乗っている。しかし、おおむねは白人優越、反ユダヤ、ナチズム・ファシズム信奉、陰謀論者など様々なグループの総称にもなっている。

 国民党青年部(Young Nationals)にオーストラリア国内のalt-right活動家が浸透しているという調査結果をABC放送が報道して以後、国民党青年部は新入部を一時停止したり、alt-right活動家と名指されたメンバーに事実関係を質すなどしており、alt-right活動家排除の方向をはっきりと示している。

 10月31日付ABC放送ニュース(電子版は、国民党青年部で脱退が相次いでいると報道している。
 これまでに18人がalt-rightと名指されているが、これまでに15人が国民党青年部を脱退している。その中にはABC放送の調査で、組織的に主要既成政党に浸透し、内側から影響していくという動きに関わっていた4人も含まれている。ABC放送はその4人をClifford Jennings、Oscar Tuckfield、Michael Heaney、Thomas Brasherと公表している。

 脱退は、2通の書簡で国民党NSW州支部執行部に宛てられており、1通は、「抗議の脱退」として、15人の名前を記載し、「さらに続く者がいる」としている。もう1通は、「Clifford Jenningsの公開防御陳述」として、国民党が「メディアによる裁判」に連座していると批判、また同党の移民政策に挑戦している。

 国民党NSW州支部は、「党への極右の浸透に関する内部捜査はまだ続く。捜査が終わった段階でメディアに発表する」と述べている。

 18人以外にも、NSW州の国民党青年部のメンバーにはAlt-rightのジョーク、文献、陰謀説などをオンラインで流す者が見つかっている。
■ソース
Young Nationals resign after after ABC investigation reveals alt-right push

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