労働党VIC州政権、予想外の大圧勝

当日開票午後11時現在中57議席確保

 11月24日のVIC州議会選挙は「勝敗予想の難しい伯仲選挙になる」と見られていたが、その予想に反してダニエル・アンドリューズ州首相の率いる労働党政権が、24日午後11時現在で88議席中57議席を確保して圧倒的な勝利に向かっている。最終的に労働党は61議席程度を取るのではないかとの予想も出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、多くの選挙区で労働党が得票を増やし、これまで労働党が当選したことのない選挙区でも変化が起きており、保守連合内ではガイ自由党党首の指揮する選挙戦を失敗として批判する声が出ているが、一方でマルコム・タンブル前首相更迭の政変など連邦保守連合内の混乱が大きな原因になっているとの見方もあり、2019年3月に予想されているNSW州選挙、さらに5月頃になる見込みの連邦総選挙の結果も危ぶまれている。

 VIC州では、2016年連邦総選挙で自由党が労働党から獲得した選挙区は弁護士から政界に出馬して当選したジュリア・バンクス下院議員のチザム選挙区のみだが、そのバンクス議員は、タンブル前首相更迭劇のさなかにピーター・ダットン内務相を担いだ自由党右派議員が女性議員らに嫌がらせや威嚇で党首交代の支持を要求したと発言して、今期限りで政界を離れると宣言している。

 さらに同紙は、自由党幹部筋として、「2018年1月にダットン内務相が、VIC州ではアフリカ系ギャングの暴力を怖れて市民はレストランにも行けない状態、と発言したことも大きなダメージになっている」と伝えている。

 連邦自由党は、更迭したタンブル前首相の抜けた後のウェントワース選挙区補欠選挙でも19%の得票減でケリン・フェルプス無所属候補に敗れている。
■ソース
Blame game begins as crushing defeat in Victoria throws the spotlight on Canberra

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る