保守連合、NSW州のワン・ネーション党に危機感

農村部で10%台の一次得票率も予想され

 NSW州保守連合政権は、2019年の州議会総選挙でマーク・レーサムの率いるワン・ネーション党NSW州支部が農村部に地盤を持つ国民党に大混乱を巻き起こすのではないかと危機感を募らせている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 極右政党ポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党は、1996年初当選の頃と比べるとかなり洗練された組織になっており、NSW州支部はのレーサム支部リーダーは、元労働党党首からリバタリアン政党の自由民主党に近づき、そのために労働党からは永久除名されたが、その後さらに右に転回してワン・ネーション党に合流している。

 SMHが報道した世論調査によると、ワン・ネーション党はNSW州全体で7.5%の一次得票率を獲得しており、また、保守連合の内部調査では、州内の選挙区には諸派無所属が20%の得票率を獲得するところもある。また、ワン・ネーション党だけでも選挙区によっては10%の得票率があり得るとしている。

 NSW州議会上院に立候補を予定しているレーサム氏は、「我が党は、シドニー中心的な労働保守連合双方から置き去りにされている人々を代表する党だ」と語っている。

 ワン・ネーション党は州議会下院の議席を得るとは考えられていないが、農村部で国民党票を食い荒らすと予想されており、そうなると他の政党で強力な候補者が立てば、国民党は窮地に陥る可能性がある。

 政府筋の情報によれば、「国民党議席はすべてワン・ネーション党や射撃遊漁党の脅威にさらされているが、その結果、議席を獲得するのは労働党や無所属の政治家ということになる。

 ワン・ネーション党は、2019年3月の州議会総選挙で何人の候補者を立てるかを明らかにしておらず、広報担当女性は、「現在、党はNSW州全土に公認候補を選ぶ作業を進めているところだ」と語っている。
■ソース
Government fears One Nation could wreak havoc on Nationals in NSW election

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る