「領海巡視を減らすな。燃料費は自分達で考えろ」

ダットン内務相、国境警備部の予算不足に指示

 今週初め、シドニー・モーニング・ヘラルド紙とエージ紙は国境警備部(ABF)の部内電子メールを入手したとして、「ABFでは予算が不足しており、領海巡視の燃料費が出せないから、一部の船艇の巡視活動を減らし、代わりに空中哨戒を重点にすることと、海軍艦船に領海巡視を頼むこと」などを述べている。

 この報道を受けて、12月11日にはピーター・ダットン内務相が、「報道は不正確だ」と発言したが、翌日にその発言を撤回し、ABFの予算窮乏を認めた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 さらに、ダットン内務相は、ABFに対して、「巡視回数を減らすな。予算不足は消費節約できる分野を自分達で探すように」と指示した。大臣は、どういう風に消費を節約できるのかについては明らかにしなかった。

 ダットン大臣は、「どこの省庁も同じだが、ABFも予算内で活動しなければならない」と指示している。

 さらに、「年間の燃料予算を節約するため巡視活動も制限しなければならなくなる」という電子メールが回っているのは知っていたが、それは政府の立場ではない。私はABF長官に対してどんなことがあっても海上巡視を減らすなと指示してきた」と語っている。

 一方、ABF部内者は、ダットン大臣が示唆するような海上船舶巡視の代わりに空中哨戒で隙間を補うことができるとは考えていない。空中から領海侵犯を発見しても船舶が現場に到着するまでには何時間もかかる。また、海軍がどこまでABFの任務を肩代わりしてくれるか分からないと語っている。

 連邦労働党のシェイン・ニューマン影の移民相は、「モリソン政権が、また、ピーター・ダットン内務相が自分の省の予算も管理できないために我が国の国境警備が危機に瀕するとは恥ずかしいことだ」と発言している。
■ソース
Peter Dutton intervenes on sea patrols after Border Force cost blow-out

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