モリソン連邦首相、諸派無所属議員団に屈服

連邦公務員腐敗摘発委員会設立を明言

 12月13日、スコット・モリソン保守連合連邦首相は、連邦の公務員腐敗摘発委員会設立を明言した。このような委員会設立は、労働党、緑の党、諸派無所属議員が早くから要求していたが、モリソン首相らは「緊急の問題ではない」と退けていた。しかし、保守連合政権が少数派内閣になったことから、政界浄化を求める諸派無所属議員の支持を取り付けるためにやむなくNSW州などに合わせた公務員腐敗摘発委員会の設立を約束しなければならなくなった。

 しかし、連邦職員には「腐敗汚職を目撃した」と認める者も大勢おり、連邦議員・職員の腐敗汚職摘発も過去に遡らないとしているモリソン首相の腐敗摘発委員会案にはビル・ショーテン労働党党首らが記者会見で「弱体不十分」と批判を加えている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 13日、モリソン首相は、「国民が連邦公務員や政府機関を信頼することが大切だ。この委員会は2部に別れており、一つは司法機関の粛正を図り、もう一つは一般公務員部門の粛正を図ることになる。

 政府は新しく連邦粛正委員会を設立し、この委員会が両部門を監督することになる。

 司法機関粛正部門は、連邦警察、Austrac、内務省の他、農業水資源省の一部を管轄している既存機関を発展拡張した機能を持ち、全豪競争消費者委員会、国税庁なども監督する。

 一般公務員部門は、司法機関粛正部門が監督する部門を除いた全連邦政府機関を監督することになる。

 しかし、クリスチャン・ポーター法務長官は、「一般公務員粛正委員会の聴聞会は公開では行わない。これは見世物ではない。捜査機関は非公開で捜査する必要がある。これは秘密で活動するのとは意味が違う」と語った。
■ソース
Scott Morrison announces anti-corruption commission, buckling to crossbench pressure

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