2030年の排出量削減目標値を大きく外れる見込み

モリソン政権の「楽勝で達成できる」宣言と違える

 これまで保守連合連邦政権は温室化ガス排出量削減に不熱心で、それでも、スコット・モリソン保守連合政権は、「パリ気候変動協定のオーストラリアの削減目標値を軽々と達成できる」と宣言していたが、12月21日付で連邦政府の環境エネルギー省が発表した公式データによると、2030年までに2005年水準プラス7%という目標値を大きく外れ、パリ気候変動協定でオーストラリアに割り当てられた削減量を19%ポイント外れる見込みになっている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 モリソン連邦政権は、「国際連合会計通則によれば、オーストラリアは2008年以来達成した目標値を持ち越すことができる」としている。しかし、この計算基準では、オーストラリアに割り当てられている必要削減量を半減することができ、イギリス、ドイツ、ニュージーランドはこの計算基準を否定している。

 それでも、環境エネルギー省のこの公式データ発表から何時間かで問題の計算基準を用いて、「オーストラリアは2030年の目標値を楽勝で達成できる。我が政府の政策の組み合わせで、我が国は力強い経済を実現しつつ環境政策をサポートすることが可能だ」と語っている。

 先週まで、保守連合も労働党も、京都議定書に基づいた2020年の目標値を達成したクレジット値を2030年パリ協定に適用する可能性を否定していなかった。

 連邦緑の党の気候変動スポークスマン、アダム・バント氏は、保守連合政権に対して、「帳簿をごまかし、環境政策の責任を逃れようとしている。モリソン政権は排出量を減らすことができなくなると、わずかばかりのパリ協定目標値に帳尻を合わせるためにいい加減な計算基準を適用しようとしている」と批判している。
■ソース
Australia to miss 2030 emissions target by massive margin

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る