オーストラリア出身のイスラム国メンバー国籍剥奪

ビデオでイスラム国参加勧誘、現在はトルコで拘置

 12月29日、連邦政府は、オーストラリア出身のイスラム国(IS)メンバーで、ビデオに出演し、オーストラリア人青年のIS参加を呼びかけていたニール・プラカシュの豪国籍を剥奪したと発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ISには100人を超えるオーストラリア出身者が参加しており、かなりの者がすでに死亡している。

 プラカシュ(27)は、インド系フィジー人とカンボジア人の間に生まれ、イスラム教に改宗した後、VIC州メルボルンのアル・ファーカン・イスラム・センターに通っていた。同センターは多くのイスラム過激派メンバーが関係しており、監視対象になっていたが、2015年に閉鎖している。

 プラカシュは2013年にオーストラリアを出国してシリアに渡っており、アブ・ハレド・アル・カンボディと改名した。また、オーストラリア国内でのテロ攻撃計画に関わっていたとされており、アメリカの施設に対する単独テロ攻撃を呼びかけ、アメリカの「殺害対象リスト」に載せられた。

 IS敗走後、プラカシュはトルコ当局に捕らわれ、同国に拘置されているが、豪政府が同人をトルコからオーストラリアに引き渡すよう働きかけたがトルコ側の拒否にあったため、豪政府は同人の豪国籍の剥奪を決めた。二重国籍のテロリストでオーストラリアに対する忠誠に欠けるとして豪国籍を剥奪された者はプラカシュを含めて12人にのぼる。

 トルコ政府は、「プラカシュがオーストラリアに引き渡される前に、トルコで裁判を受け、判決通りの刑期を過ごすべきだ」と発表しており、2016年10月に偽名の書類でシリアからトルコに入ろうとして逮捕されて以来、同国南部のガジアンテップの重警備刑務所に拘置されている。

 FBIは、プラカシュがニューヨークの自由の女神を攻撃する計画にも関わっていたとしている。
■ソース
Neil Prakash, Islamic State terrorist, stripped of Australian citizenship

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