新NSW州総督に連邦裁、控訴裁歴任の女性判事

「元軍人を重用する総督人事」批判の中で

 1月13日、新NSW州総督に連邦裁や州控訴裁などを歴任してきた女性判事が任命された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 新連邦総督には3年間NSW州総督を務めてきた元国防軍陸軍将校のデビッド・ハーリー氏が任命されており、現連邦総督のピーター・コスグローブ氏に続いて2代連続で元軍人が総督に任命されたことで軍人偏重の批判が出ていた。

 同日、オペラハウスの庭でグラディス・ベレジクリアンNSW州首相がビーズリー判事を第39代新州総督として紹介、ビーズリー判事は涙をこらえて総督職任命を受諾した。

 現控訴裁判事のビーズリー氏は、「非常に名誉だ。これほど気持ちが高ぶるとは思わなかったので申し訳ない。州総督に就任すればコミュニティを中心に任務を遂行したい」と語った。

 ビーズリー判事は1951年シドニー生まれで、1974年にシドニー大学法学部を優等で卒業した後、法律畑で様々な逸話を残してきた。2006年には、司法と法制に対する貢献、特に法律家という職業の基準や倫理的な基準、さらには法曹界や一般社会における女性の地位の向上への業績を通しての貢献を認められ、オーストラリア勲章を受けている。

 ビーズリー氏の夫はデニス・ウィルソン氏で、2人の間に3人の成人した子供がいる。

 ベレジクリアン州首相は、「ビーズリー判事の州総督就任でNSW州民は非常に幸運だ。氏は法律家のリーダーであり、多くの法律家から師として仰がれてきた。州総督としても州民のために優れた業績を残すことと信じている」と語った。

 また、連邦総督任命により、5月には州総督の座を去るデビッド・ハーリー現総督に対してねぎらいの言葉を贈った。

 ビーズリー氏は、「総督就任後は一般社会、教育、法治主義を3つの柱として職務に励むつもりだ。この3つこそオーストラリア社会の結束をもたらしてきたものであり、オーストラリア社会を深く信奉している」と語った。
■ソース
New NSW Governor Margaret Beazley fights back tears as she accepts role

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