発表が続く連邦与党保守連合閣僚の政界引退

勤続20年のクリストファー・パイン国防相も発表

 2019年5月の連邦総選挙を目前にして、与党保守連合の議員の政界引退発表が続出しているが、2月28日にはスティーブ・チオボ防衛産業担当大臣が引退を発表、3月1日には保守連合古参議員のクリストファー・パイン国防相が3月2日に引退発表を行い、今期限りで政界を引退すると報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現在51歳のパイン議員はSA州選出の自由党議員として26年間務めており、連邦自由党の古参議員として2013年に教育相に就いてから6年間閣僚を務めてきた。

 これまでにケリー・オドワイヤー、マイケル・キーナン、ナイジェル・スカリオン各大臣が引退を発表している。また、自由党副党首、外相を務めてきたジュリー・ビショップ議員は2018年8月の自由党政変で自由党バックベンチに移っており、やはり今期限りで政界を引退する。

 1993年以来8回の選挙のうち7回までは大勝してきたが、2007年にジョン・ハワード首相率いる保守連合が大敗し、現役首相が落選するという事態になった選挙ではパイン議員はプレファレンス集計で50.9%という僅差でかろうじて当選している。また、2016年の選挙では5.4%のマージンで当選している。

 2007年の選挙ではパイン議員はハワード氏に替わってピーター・コステロ財相(当時)が保守連合を率いることを望んでおり、敗北の原因をハワード氏が長く首相の座に居すぎたと分析していた。

 また、その選挙後、自由党副党首に名乗りを挙げたがビショップ議員に敗れている。

 2018年8月の政変では、自由党中道派のパイン議員はピーター・ダットン議員ら超保守派の攻勢に抵抗し、最後までマルコム・タンブル首相を支持したが、自由党党首争いでダットン議員がスコット・モリソン議員に敗れると、モリソン新政権はダットン議員を内務相留任、パイン議員を国防相に任命している。
■ソース
Christopher Pyne expected to quit federal politics after two decades as a Liberal MP

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