NSW州有権者過半数がスタジアム再建計画反対

野党労働党が選挙争点に持ち込む構え

 3月8日、NSW州政府のグラディス・ベレジクリアン州首相は、7億3,000万ドルの予算を計上してのシドニー・フットボール・スタジアム再建計画の弁護論を展開したが、世論調査では回答者の過半数が計画に反対しており、一旦は熱も冷めていた「スタジアム再建計画反対論」が再び注目を浴び、3月中に行われる州議会選挙での争点に持ち込まれる可能性が大きくなってきた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)紙(電子版)が伝えた。

 先日、2GB AMラジオ局の保守ラジオ・パーソナリティ、アラン・ジョーンズ氏の番組に出演した野党労働党のマイケル・デーリー党首は、「労働党が州政権に就けば、16人のシドニー・クリケット・グラウンド・トラストのメンバーは、選挙で選ばれた2人は残し、残りを解任する」として、トラストのメンバーを務めるジョーンズ氏に詰め寄った。デーリー党首はトラストの半数を女性に割り当てるとも語っている。

 3月7日夜にNSW修繕域で1019人の有権者を対象に実施されたヘラルド UComms/リーチテルの世論調査では、52%がスタジアム再建計画に反対している。2018年12月に行われた世論調査では58%が反対していた。

 また、3月7日の世論調査では37%が再建計画支持、10%が分からないと答えている。

 これまでベレジクリアン州首相はスタジアム再建計画には触れまいとしてきたが、3月8日には戦術を転換し、パラマッタに完成しかけている新スタジアムの前で「我が州にはベストな学校、ベストな病院、ベストな道路、ベストな公共交通機関、ベストなスタジアムを希望している。NSW州州民にはベストなもの以外は要らない」と語った。

 また、「労働党は、スタジアム再建に州財政を充てることはしない。トラストが独自に借金して工事を進めるべきだ」と語っており、「トラストは州政府の機関であり、トラストが借金をすることは州政府が借金をすることと同じではないか」との取材陣の質問に対して、「州議会予算局によると、トラストが独自に借金をすることができ、また、特別低利率で借りることができる」と語っている。
■ソース
Majority of voters do not back Sydney stadiums plan: new polling

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